また高知市が主催する「平和の日」記念事業で漫画展「中国からの引き揚げ~少年たちの記憶」も開催されています。侵略戦争への動員、「満蒙開拓」の美名のもとに朝鮮半島で70万人、中国100万人もの日本人が大陸に渡らされました。戦争が終わっていち早く引き揚げてきたのは軍人、軍属でした。多くの国民は長い間引き揚げることができず、そのまま残留孤児として残された人々も少なくありませんでした。
この漫画展は引き揚げ者のなかの12名の漫画家による満州での生活などを描いた作品を展示しています。主催者のお一人石子順さんは「引き揚げ漫画は子どもの目線でとらえた旧満州、中国での戦争体験です」と語っています。残念ながら写真はNGですから御免なさい。
「空襲展」と、いずれも自由民権記念館で8月15日まで開催中です。
高知城ホールロビーでは毎年恒例の書家高松紅真さんの平和祈念書展が開催中。今年のテーマは「12周年 風のゆくて」。威風堂々、平和への思いのつまった作品群は見るものに心に染み通ります。
8月20日まで、ぜひ足をお運びください。